サステナビリティのベストプラクティスを推進するEXQUISITE GUCCI ファッションショー
ミラノ ファッションウィーク期間中の2月25日 に、ミラノのGucci Hubにてグッチは2年ぶりにゲストを招いた形でEXQUISITE GUCCI コレクションを発表しました。アレッサンドロ・ミケーレによる最新コレクションを披露するにあたり、その製作や管理にはサステナビリティのベストプラクティスが導入されています。
ミラノにあるGucci Hubは、LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)のゴールド認証を取得している建物です。LEEDは人や環境に配慮したグリーンビルディングを評価する国際認証制度であり、サステナビリティ達成のシンボルとして健康的で高効率、かつコストを抑えられる建築環境を実現するための枠組みを提供しています。今回のファッションショーの運営そのものもISO 20121の認証を得ており、独立した第三者機関による検証も受けています。さらにクラス最高水準とされるISO 20121は、製造や関連するサプライチェーンのあらゆる段階を網羅した同イベントの環境的、社会的、経済的側面に対応しています。ISO 20121認証を得た初めての国際的なファッションショーとして2019年9月に発表されたグッチの2020年春夏コレクションに始まり、EXQUISITE GUCCIでも引き続きサステナビリティにまつわる取り組みを継続しています。2020年には、ISO 20121認証はファッションショー、デジタルイベント、広告キャンペーンをはじめとするグッチのあらゆるプレゼンテーションに適用されることになりました。
最初の企画段階から実際に披露するところまで、EXQUISITE GUCCI ファッションショーの機材や制作関連の資材は再利用あるいは第三者に寄付され、その他はレンタルで賄われました。ショーに循環性を導入して舞台で使う材料に第二の人生を与えることは、グッチが長年取り組んできたアプローチです。グッチはLa Réserve des ArtsやSpazio Metaと協力し、EXQUISITE GUCCI ファッションショーで使われた資材をクリエイティブな形でアップサイクルしています。
さらに、廃棄物の管理や収集、シングルストリームのリサイクル用ゴミ箱を使った廃棄物の仕分けやリサイクルに注力するなど、サステナビリティのベストプラクティスを導入しています。ケータリングではプラスチック不使用のパッケージや容器に入れた新鮮でバイオロジカルな自然食品を提供し、余った食材は地元の慈善団体に寄付しました。また、ショー用に冷水器をレンタルし、再利用可能なアルミニウムボトルを制作スタッフに配布しました。
グッチのあらゆる活動に対するカーボンニュートラルのコミットメントにのっとり、ファッションショーもカーボンニュートラルに対応する形で行われました。環境への負荷を最小限に抑えるため、ReteClimaのサポートを得てイベント参加者(ゲスト、社員、製造スタッフ、モデル)の移動や宿泊、舞台用資材に関わるエネルギー消費、プレゼンテーションを行うために使われるエネルギー、ケータリング、コミュニケーション関連用品(招待状やギフト)の温室効果ガス排出量を測定しました。この排出量は、グッチの自然気候ソリューション ポートフォリオに基づき、貴重な森林やマングローブ、生物多様性の保全や復元に転化されます。
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