難民を理解し受け入れ、そしてともに働くことは、多様性があり職場の内外で調和の取れた協調的な世界、つまり「Equilibriumの世界」を実現するために重要です。
インクルーシブなアプローチと多様性を高める活動の一環として、グッチは難民の受け入れに積極的に取り組んでいます。
2019年の世界難民の日に合わせて、グッチは母国から強制的に移住させられた2,500万人以上の男性、女性、子どもたちの人生と生活を改善するために民間セクターに働きかける、Tent Partnership for Refugeesとのコラボレーションを発表しました。
2019年3月、グッチは「Welcome. Working for Refugee Integration」賞をUNHCRから授与されました。これは、イタリアにおける難民の受け入れおよび雇用に関する協力と促進の両面で傑出した企業を表彰するものです。
グッチがこの栄誉を得たのは、2018年にパイロットの教育プロジェクトを立ち上げた後のことでした。このプロジェクトは国際的に保護される立場にある人々に仕事と職業訓練を提供することを目的としたもので、UNHCRおよびFondazione Adecco per le Pari Opportunità(機会均等を目指すアデコ財団)の協力のもとで実施されました。
グッチはすでに実行に移していたプロジェクトをベースに、2019年には#forRefugeesと呼ばれるプログラムを立ち上げ、グッチのイタリア本社、工場、ショップに難民を受け入れることを通じて、アデコ財団との活動を継続しています。
さらに、Tent Partnership for Refugeesとのコラボレーションにより、英国のBreaking BarriersおよびドイツのJobs 4 RefugeesというNGO団体とも活動を行っています。
グッチはまた、インクルーシブな社会という考え方を社員に広め、その社会モデルがいかに価値のあるものであるかという意識を高めるため、次のような取り組みも開始しています。
- グッチのLiving Libraryプロジェクトは、異文化間の対話を促進しようとABCittà協会と協力して行っているもので、人々が出会い、互いの話を聞くことを目指しています。グッチの社員は、難民と1対1で会話をしたり、彼らの話を聞いたりすることができました。
- 継続中のArtolutionとのパートナーシップでは、自己表現とジェンダーの平等を通じたエンパワーメントと社会正義を促進することを目的に、世界中の難民や弱い立場にあるコミュニティにパブリックアートのプログラムを企画し支援しています。