グッチ、ノースアメリカChangemakersインパクト基金および奨学金プログラムの2023年度の募集を2022年11月29日から2023年2月3日の期間で実施

未だ存在はしていない、Gucci Changemakersのこれからの世代のための土台となる未来を想像＆デザインしている団体や個人をサポートします。

2019年のスタート以降、グッチは470万ドルを超える金額を影響力の大きいGucci Changemakers ノースアメリカの取り組みに投資してきました。当基金は草の根の活動を続ける組織をサポートし、次世代の声を届けることで教育を通じてさまざまな若者を力づけています。2022年度にGucci Changemakers インパクト基金の助成を受けた非営利団体は、地域社会に影響力のある形で投資を行いました。たとえばシカゴに拠点を置くFree Root Operationは、シカゴの黒人や混血人種のコミュニティのケアやエンパワーメントに投資することによって、貧困に起因する銃犯罪の撲滅に努めています。また、デトロイトで活動する舞台美術の非営利団体であるMosaicは、 助成金を『アリスの不思議な旅』を共同で探求する「ワンダーランド プロジェクト」の立ち上げに活用しました。同プロジェクトは、オリジナル作品のライブ＆映像パフォーマンスという形で完結する予定です。さらにアトランタの非営利団体であるLiving Wallsは、社会変革を促すべくインクルーシブで計画的、かつ示唆に富んだパブリックアートを制作しています。彼らはアトランタを拠点に活躍するアーティストの6か月間の交換プログラムをスタートさせ、それによってつながったLGBTQIA+の新進アーティスト2名が2つの都市にまたがる大型の壁画を制作しています。このプログラムには、BIPOC（黒人、先住民、有色人種）やLGBTQIA+のアーティストやアートのアドミニストレーターのためのパネルディスカッションやアーティスト主導のトレーニング、そしてワークショップなども含まれています。

インパクト基金に加え、Gucci Changemakers奨学金プログラムでは、奨学生の経済的なニーズに合わせて最大12名に年2万ドルの奨学金を授与します。卒業を控えた上級学年の高校生を含め、対象となるコミュニティカレッジまたは4年制大学の2023年度秋学期開始時点で、最短でもその後2学期にわたり授業を履修する予定の学生が対象となります。歴史的黒人大学（HBCU）の学生をはじめ、多様なバックグラウンドを持ち、12のChangemakers指定都市でファッション、デザイン、アート、ビジネス、マーチャンダイジング、法学、映画、音楽、その他クリエイティブまたはビジネス関連のプログラムを専攻する学生の応募を大いに期待しています。

Gucci Changemakers奨学金プログラムのサポートを受け、奨学生たちは学業において優れた成績を修め、その能力を生かして地域社会にプラスとなる影響をもたらしています。
たとえば南カリフォルニア大学に在学中のCassius Palacioは、建築を学ぶ傍ら自らArchitecture + Advocacyという組織を主催しています。こういった社会的な影響力のあるスタートアップが、空間的な不平等を解消すべく地域社会を後押ししているのです。同様に、パーソンズ美術大学に通うDoreen Pierreは、ファッションデザインに注力しています。彼女は、メンズウェアが好きなのにファッションの王道的な会話から取り残されたように感じている女性、ノンバイナリー、トランスジェンダーの人々に向けたコレクションを作りたいと考えています。最後に紹介するハワード大学1年生のMahlon Westは、Basement Boyという名のストリートファッションブランドを自ら立ち上げました。自分のブランドがコミュニティにポジティブな影響を与え、仲間たちを感化してクリエイターやイノベーターになってもらいたいというのが彼の願いです。

Gucci Changemakers北米プログラムの第4章に関する詳細については、下記をご覧ください。応募を希望する場合は、奨学金プログラム、またはインパクト基金をクリックしてください。