地球環境

環境に優しい建築物と空間

LEED認証とテクノロジーにより、ショップとオフィスの持続可能性を向上

グッチの持続可能性への取り組みは、ショップやオフィスといった事業活動のベースとなる場所でも見ることができます。グッチは建築物の環境整備にも熱心に取り組み、建築における科学とデザインを駆使して、影響の少ない空間づくりを行っています。進歩的なガイドラインと環境に負荷をかけない取り組みによって、自社内のあらゆる場所で廃棄物を最小限に抑え、空気の質を管理することで、エネルギーや水の節約と二酸化炭素排出量の削減を実現しています。

グッチは2009年にラグジュアリーブランドとして初めて、LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)認証を取得しました。健康的で高効率かつコストを節約できる環境に優しい建築物を建設するための枠組みを定めたLEEDは、建築物における厳格な認証として、そして卓越した持続可能性の象徴として、世界的に認められています。

2020年から2021年にかけて、建築および運用管理のカテゴリーのLEED認証取得率を57%増やし、2021年にはフィレンツェとミラノの2つのイタリア本部オフィス、上海の本部オフィス、そして中国と米国を中心とした店舗を含む66の建物のLEED認証を取得しました。

こうした成果に加えて、グッチのイタリア国内オフィスは国際規格であるISO14001およびISO45001の認証を受けており、厳しい環境衛生および安全管理システムに準拠しています。また、イタリア国内の全ショップも、2019年に労働安全衛生に関する規格、ISO45001認証を取得しています。

グッチのショップとオフィスの内装には、環境に優しいイニシアチブとエネルギー効率の高い技術が用いられています。グッチは、照明でのエネルギー消費を大幅に抑え、従来の照明より長持ちするLEDへの変更を迅速に進めています。また、グッチはすべてのショップと協力して、より持続可能な方法で廃棄物のリサイクルと処分を行っています。

エネルギー消費量をより厳密に追跡するため、ヨーロッパの主なフラッグシップショップやオフィスなどの敷地にBMS監視システム(ビル管理システム)を導入しています。2020年から2021年にかけては、BMSの導入率が78%上昇。これは50か所のグッチのショップや事業所に導入したことを意味します。

ショップの照明にLEDを利用することでエネルギー使用量の削減にもつなげており、2021年の時点で、グッチの全ショップのうち88%がLEDを使用しています。

2021この移行をサポートするため、グッチではイタリアのフィレンツェとミラノのオフィスにソーラー技術を導入しました。屋上に太陽光発電パネルを設置することで、太陽光をグリーン電力に直接変換し、2つのオフィス全体で使用できるようになりました。

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